僕の(わたしの)生きる世界1[完]
「ステラの魔力値は、現在7000を越えてはいますが…。敵の魔力値は、7000~8000…。いけない!魔物を食らって魔力値が上昇している!」


ミハイルの言葉に、ステラは白いローブを羽織る。


「ミハイル?それなら、尚更やらないとよね?」


そう言うと杖を出現させ、炎に光の属性を融合させた、炎の光線をゴリラに向けて放った。


「ゥガーーーー!ダレダ?食事ノ邪魔ヲスルノハ?」

ゴリラが握って、かじりついていた魔物は、消えていった。

「わたしは、ステラ。魔物を食らってくれて、討伐の手間は省けるけど、代わりにあなたが強くなるようでは、困るの。あなたが街を襲わせているの?」

「フッ。」

ゴリラが笑った?

「ワイハ、フェイク。全世界ヲアノ方ノ物二。アノ方ガ目覚メルマデ、魔力ヲ集メル」

「あなた達は、一体何者なの?」

「新天ノ者。」

新天?

ーーーー!!

ゴリラが、急にステラに殴りかかってきた。

ステラは、ギリギリで避けると距離を空けた。


やはり、魔力値が高いだけあって、動きが早い。

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