僕の(わたしの)生きる世界1[完]
そして、タケルは全員にもう一度、お願いすると、深呼吸をした。


《タケルだ。ガーナレス国民全員に念話してる。まず、全員無事か?助けが必要な者には、各領土の騎士を派遣する。待っていてくれ。各領土の騎士達は、領主の指示に従ってくれ頼む。ギルドメンバーは、担当領土の見回りを頼む。特殊部隊チームは、敵の残党や魔物がいたら直ぐに動けるように、待機してくれ。》


ここまで一気にタケルが念話すると、妖精達が直ぐに、情報を伝達してきた。


ステラとタケルは、範囲を分担し次々とギルドメンバーやジェイク、ユアン、ピーター、ヘンリーへと伝えていった。


各領土でも、直ぐ様地図が用意されステラ達からの情報を元にチェックしつつ、騎士を直ぐに派遣していった。


重症な者の元には、ギルドメンバーが直接駆けつける。


何故、分かったのだろう?

と、ギルドメンバーは不思議に思ったが、
救助が先のために、直ぐに忘れた。


やはり、小さな人目につかない村や、旅人や配達等で結界の中に居なかった者達が、被害にあっていた。



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