僕の(わたしの)生きる世界１［完］

最終章

ステラとミハイルは、しばらくガーナレス国にとどまる事にした。


ステラは総帝として、魔物の討伐を行い、聖属性で人々を癒していった。

ミハイルは教師を続け、始めに言った通りに、Aクラス全員の魔力値を800まで上げさせた。

そして、クラスの半数が召喚に成功したのだった。

それは、魔法学園始まって初めての快挙だった。

タケルは、強くなりたい思いで訓練を続け、学園を卒業する頃には魔力値が1000を越えた。

国王としての貫禄も付いてきた時に、タケルはルカにやっと、思いを伝えた。

ルカは、執務長として特殊部隊チームに必要な人材となった。

ようやく、大人の感情も芽生えた時に、タケルから妃になってほしいと言われ、元々は身分の低い自分と言うことを思いだし断ろうとしたが、そんな理由ではタケルが納得する筈もなく、結局は妃になることを約束させられてしまった。