僕の(わたしの)生きる世界１［完］
ジェイクと出会ってから、5年後


ジェイクの魔力は2000を優に越えた。


ジェイクは、正義感の強い少年へと
成長した。

そんなジェイクが、口にするようになった。

「僕も帝様のように、魔物を退治するんだ！そうしたら、僕みたいに親を殺されて哀しむ子供も減るよね？」

そんな風に話すジェイクの意思を確認する。

「ジェイクは、帝になりたいのですか？」

「うん！ポーロみたいになりたい！でも、僕なら総帝になれると思うんだ？」

ジェイクの年齢を考えると、気が乗らなかったが、ポーロは決心した。

ポーロは、性別も名前も年齢も伏せたままに、国王と帝達に告げた。

「総帝候補者が現れた」と。

ポーロは、ジェイクに闇魔法の１つの幻影の魔法をかけることを伝える。

「ジェイク。いいですか？本当は、まだ戦いの場にあなたを出したくありません。しかし、あなたは勝手に一人で出歩き、退治している。」

目を離すと、直ぐに特殊部隊チームの敷地を抜け出して、魔物と戦っているのを、ポーロは気づいていた。

「今のままでは、魔物にと言うより、人から狙われる危険があります。いいですか？あなたを守る為に、あなたを総帝に推薦します。あなたならなれるでしょう。」

ジェイクは、目を真ん丸にして驚くと、
ヤッター！と喜ぶ。

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