僕の(わたしの)生きる世界1[完]
~ステラの部屋~

なかなか帰宅しないステラを探しに来た、メイドに発見されて、家まで運ばれた。


「…っ…。」

ステラが目を覚ます。
いつもの、見慣れた天井と部屋。

「覚めたか?」

そして、そこには見慣れない人物。

「…って、おい!痛いし、苦しいし!あぁ言うのは、先に言えよ!…あッ…。」


そこにいたのは、ステラであって、ステラではなかった。


「それは、悪かった。」

「…って…。素直に謝るんだね」

「悪いと思ったら謝るのは、当然だ。それより、記憶は全部戻ったのだろ?」


「…。えぇ…わたしは、佐々木 海斗だった…。あなたは、ミハイル…。羽は、どうした?」


「これか?ここでは邪魔になる。」


ミハイルは真っ白な翼を出現させると、広げて見せる。


ステラは、その美しさに一瞬見とれる。


「イヤイヤ…確かに邪魔だね。」








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