WOLF-孤独のその先-
何かを確認するように隣にいるキョウヤを見ると、その瞳は優しく細められこくりと頷いてくれた。
「あの…よろしくお願いします」
「うん!こちらこそよろしくね」
「私、バイト初めてで…」
「そうなんだね!大丈夫だよ、ゆっくり覚えていこう」
スグルさんはきっとモテると思う、大人な雰囲気が色気を出していて何だか頼りになる男性って感じ。
「はい」
せっかくキョウヤが紹介してくれた、スグルさんが一緒に覚えていこうと言ってくれた。
さっきのキョウヤの優しく細められた瞳を思い出しながら思う
キョウヤの優しさに答えられるように頑張りたい、と。