WOLF-孤独のその先-
白いワイシャツと黒いエプロンを着替えてキョウヤの待つカウンターへと向かう。
バイトは19時から22時の三時間で終わってキョウヤはどうやら二杯目のビールが飲み終わったところだった。
「疲れたか?」
カウンター席の隣へと座るとそう言ってグラスから私に視線を移す
「少しね、でも楽しかった」
BARといいお酒といい、何でこんなにもこの人はやたらとこの雰囲気が似合うんだろうか
色っぽいスグルさん同様、もしくはそれ以上にキョウヤは色っぽい
そういえばチヒロさんも色っぽい
類は共を呼ぶってまさにこの事だ。