WOLF-孤独のその先-



コンビニまでは本当にほんの数分で、二人で隣り合わせて歩くのがすごく久々な気がする。





コンビニに着く少し手前でパーカーのフードを被ったキョウヤ。一応変装しているつもりなのか。





それでも入ってすぐ店員さんの視線がキョウヤを見ているのが分かった。





その証拠に適当にお弁当と飲み物やお菓子をカゴに入れていくキョウヤだけど、





「他に何か買うか?」




「ううん、平気」





レジに行ったキョウヤを女性店員は顔を赤面させてガン見している。




どうやらキョウヤはパーカーのフードを被ろうが被らなかろうがカッコイイ事には変わりなくて、その独特のオーラを全くもって隠せていないって事になる。




< 247 / 567 >

この作品をシェア

pagetop