WOLF-孤独のその先-
そんな事をやっていると時間はあっという間に過ぎて、ブーブーと再び携帯の音が部屋に響きわたった。
もうそんな時間!?
壁に掛けてあるデジタル時計を見ると21時45分。
キョウヤお仕事少し早く終わったんだ。
「はい、もしもし!」
何故かいつもより少し大きな声が出てしまって、緊張してる自分に恥ずかしくなる。
『着いた』
「うん!今行くね!」
携帯を切ると小走りで玄関まで向かい、急いでエレベーターホールへと向かう。