WOLF-孤独のその先-



見つめ合う瞳に、キョウヤのグレーの綺麗な瞳に吸い込まれそうになる。





「目、閉じろよ」




「へ?」




「閉じろ」





真っ直ぐ絡み合う視線にキョウヤはそらすこと無く呟く。





どんどん近づいてくるキョウヤの綺麗な顔にまた心臓がうるさい。





「ナオ」





小さく名前が呼ばれたかと思うと

次の瞬間には




「…んっ」





温かく優しいく…唇は塞がれていた。








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