WOLF-孤独のその先-
温もり
バサっとキョウヤの持っていたスウェットが床に落ちるのを合図に私の足の力が抜けていく。
ほてる頬にしびれるカラダ。
初めての感覚についていくのが精一杯で
ギュッとキョウヤのワイシャツを無意識に掴む。
「誘ってんのかよ」
唇が離れた瞬間そう耳元で呟かれ
また唇が塞がれる。
誘ってなんか…というかそんな事する余裕なんてない…
唇が離れ視線が混じり合うたびにドキドキと心臓がうるさい。
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温もり