WOLF-孤独のその先-
「お前何食いたい?」
「え?」
「昼飯」
周りの野次や視線から少し慣れてきて、ある程度の買い物を終えたころすっかりお昼時は過ぎてしまったけど、楽しすぎてそんな事もつい忘れていた。
色々どれを買うか迷っていた私に、チヒロさんが一緒に選んでくれてたり見てくれたりして、
キョウヤはというと興味なさそうにただそんな私とチヒロさんを見ていただけだったけど、楽しそうにしている私とチヒロさんを見てたまに嬉しそうに笑ってくれてた。