WOLF-孤独のその先-
何だか複雑な気分…
確かにキョウヤはカッコイイし顔は恐ろしいほど整っている。
だけど恋人の私が隣にいるのに、そこまでキョウヤの事ガン見しないでほしい…
確かにいつもキャーキャー言われて騒がれてるし、今までそんなの散々見てきたはずなのに…
この感情はなんなんだろう。
「どうした」
「え?何?」
席に案内させる間、少しうつむいていた私の頭上から声が降ってくる。
「顔、変だぞ」
へ、変って失礼な!
そりゃあキョウヤやチヒロさんに比べたら変かもしれないけど!!
「何か怒ってんのか?」