WOLF-孤独のその先-



その後は結局「昨日はごめんね」と「色々ありがとう」をキョウヤよりもはるかに何度も謝ってくるチヒロさんに少し困りながらも家まで送ってもらった。



自宅マンションに着いたころには、すでにいつも家を出る時間をとうに過ぎていて、



とりあえず急いで靴下とスカートだけ履き替えるとそのまま家を飛び出した。




どちらかというと勉強は苦手、正しく言うと苦手というよりやりたくない…



だからせめて出席日数くらいはちゃんとしないとというのが私の中での決まり事のようなものだった。




< 64 / 567 >

この作品をシェア

pagetop