WOLF-孤独のその先-
外に出ると、時刻は終電を過ぎたところで
キョウヤと会った時間がすでに22時を過ぎていたから今日は時間が経つのが早く感じた。
やっぱり人と居るのと一人とじゃ違う。
いつも一人でいると無駄な時間を過ごしているようで、毎日同じ事の繰り返しをただ過ごして居るだけな気がして…
ふとした時にこのまま一生を終えて死んで行くのかもしれないなんて思う時がある。
「家 平気か?」
「え?家?」
何が?とても言うように首を傾げるとキョウヤは隣を歩く私を見下ろす