恋愛シュガー


「そう言ってくれて嬉しいわ♪」



その声と共に注文したココアが机に置かれた。


「詩織里さん!いつもありがとうございまーす」


「こちらこそいつもありがとうね。」



二人は会話に花を咲かせ、楽しそうに話をしている。



あたしはポカーンとしながら二人の会話を聞いていた。



「あ!紹介します!このアホ面をしてるのがひなたです。」


「あ…アホ?!」



紹介してくれるのは嬉しいけどアホって…



「あたしは詩織里って言います。この店の店長だったり…(笑)よろしくね。ひなたちゃん」



きれいな人だなぁ…
なんか笑い方が王子に似てるかも。



そんなことを思いながら詩織里さんの手を軽く握る。



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