恋愛シュガー


「じゃあまずは服屋からね。行くよひなた。」



そう言って美穂は目的地である服屋に向かって歩き始めた。


あたしはそんな美穂の後ろを歩く。


「なんかワクワクするぅ♪いいね。こういうの!頑張らなきゃ!」


「なんで美穂が頑張るのよ(笑)」


「…なんか言った?」


「いや…別に?」



睨むようにあたしを見る美穂から逸らすようにそっぽを向く。


今日はあまり下手なこと言わない方がいいなぁ…



そんなことを思いながらスキップをする美穂の背中をジッと見つめた。



< 123 / 164 >

この作品をシェア

pagetop