恋愛シュガー


「ねぇ…今日のあたし変じゃない?ねぇねぇ!」


「さっきから何回聞くのよ?充分可愛いって」



…怒られた。


王子に会えるって思うとジッとなんかしてられないんだもん。


もしかしたら服装とか変かもしれないじゃん?


不安で仕方ないんだもん…



「やっと着いたー」



歩いて何十分経った頃、王子の家にやっと着いたあたしたち。


妄想してた通りおっきくて綺麗な家。


「美穂ー!!どーしよっ」


ドキドキしてきた。


今日は王子の誕生日でしかも私服姿の王子を見れるチャンス!


でも…プレゼントだけ渡して帰っちゃおっかなぁ。



「プレゼントだけ渡して帰るのとか無しだからね?」


ひー;;;;

なんで分かったのよぉ…



「思いっきり喋ってたけど?さっ行くよ!」


あたしの手を引っ張り、ためらうことなくチャイムを押す美穂。


ドキドキ‥
ドキドキ‥



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