恋愛シュガー


「やっぱり‥。萌花が原因なのね?」


「うーん…まぁ。」



放課後。
すっかり馴染みとなったお店でココアを飲みながら昨日の出来事を話すあたし。


そんなあたしの話を聞きながら頷く仕草を見せる美穂。



「まさか萌花が来るなんて…。」


「萌花ちゃんと王子って付き合ってたの?」



本当は聞くつもりなんて更々なかったけど、このまま聞かないでずっとモヤモヤするのだけは嫌…。


それにいつかは分かることだもん。
今知っておいたほうが絶対いいよね



「うーん…でも過去は過去だしさ!ねっ?気にしなくても大丈夫よ。」


話したくなさそうにそっぽを向く美穂。



< 149 / 164 >

この作品をシェア

pagetop