恋愛シュガー
「また会ったね。」
「は、はいっ!」
こんなことって本当にあるんだ。
放課後。
美穂に無理矢理買い物に付き合わされたあたし。
とくに用事もなかったあたしは美穂の買い物に付き合った。
それに断ったらあとでなにされるか分からないと思った。だから嫌な顔せず美穂と放課後の買い物に付き合ったんだ。
「じゃあまた明日ね。ひなた」
「あぁ!ちょっと!!」
買うだけ買って美穂は満足そうな表情を浮かべて帰ってしまった。
そんな美穂にちょっとムカついたりしたけど、あたしは特に気にすることもなく駅へ向かった。
そして、偶数にもそこに王子がいたんだ。