恋愛シュガー
「席つけー。」
ガラガラという教室の戸が開く音と同時に担任の先生が入ってきた。
今日も白いタンクトップを着て首には白いタオル。
暑苦しいという言葉がピッタリだ…
「今日は転校生を紹介する。みんな仲良くするよーに!よし!入れ」
転校生?
そういえばさっきそんなようなこと話してた気がする。
かっこいい…とか言ってたっけ?
あたしはそんなことをおもいながら机に顔を伏せた。
あたしは興味なんてなかった。だって王子じゃなきゃ意味がないんだ
どんなにかっこいい人が現れたってあたしの胸がときめくことはない。