恋愛シュガー


王子は女の子の間を通り抜けてあたしの元へ駆け寄る。


その行動が、



その笑顔が、



あたしをまたドキドキさせた。どうしてこんなにドキドキするんだろ。
理由なんて知らない。




「早く行こっか。」


「うんっ!」



初めて王子の私服を見た。
チェックの入ったTシャツにジーパンというなんともラフな格好。



王子はもしかして天才なのかもしれない。
きっと王子の手にかかればどんな服装もきっとキラキラ輝いて見えるんだ。





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