恋愛シュガー


「ストレートに言い過ぎ(笑)」



そう言って王子にでこピンされてしまった。



「ありがとう!…じゃなくてごめんなさい;」



王子が触れたおでこがちょっとだけ熱い。
ちょっと触れただけなのになんでこんなにドキドキするんだろう。



「じゃあ勉強しよっか」


あたしは鞄から最も苦手科目である数学を取り出す。



「数学か。他は大丈夫?」


「他もよろしく願います!」


「了解♪」そう言って優しく微笑む王子。
こんなバカなあたしの願いを聞いてくれる優しい優しい王子。



< 49 / 164 >

この作品をシェア

pagetop