恋愛シュガー


「やり直し!」


「はい!」


「なんだこれ。全然違うやん。やり直し!」


「はい…」


「や り 直 し !」


「は、はぃぃ…;;」



さっきの優しい王子とはまるで違って今目の前にいるのはスパルタ王子。


あたしは怒られながらも懸命に頑張る。


こんな風に頑張れるのは、計算が出来たときにちゃんと褒めてくれるから。



「頑張ったね」って。
「あともう少しだよ」ってあたしのために応援してくれる王子がいるから頑張れるんだ…



「じゃあ今日はこのへんで。明日また頑張ろ。」


「あの…どうしてあたしのために?」



どうしてあたしなんかのためにこんなことしてくれるんだろう。


ずっと気になっていたことを王子に聞いてみることにした。



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