恋愛シュガー


「ひなたちゃんなら一生懸命やりそうだと思ったから。まぁ、俺が言った通りひなたちゃんは頑張り屋さんだったよ。」



そう言ってヨシヨシしてくれた王子。
自分が思っているほど王子の手は大きくてとても優しい…そんな印象を持った。



王子があたしの頭をクシャクシャにしたせいでセットした髪がクシャクシャになった。でもそんなことはどうでも良かったんだ



「また明日もお願いします!」


「また頑張ろうね。」




今日は少しだけ王子に近付けた気がした。


例え、それがわずかだとしても大きな進歩だとあたしは思う。



< 51 / 164 >

この作品をシェア

pagetop