恋愛シュガー


「ひなたちゃんいよいよだね。」


「はい!王子」



いよいよ明日は単位をかけてラストチャンスの追試。


もし、このテストで赤点なんかを取ってしまったらごめんなさいなんかではすまされない。



…きっと王子ともいられなくなる。



それが一番嫌だったあたしは図書館が閉まるギリギリの時間まて勉強に取り組んでいた。




「王子…」



すっかり陽もくれて外は夜になろうとしていた。


キラキラと星が輝き、雲の間から月が顔を覗かせている。


街灯に照らされながら壁にもたれている王子を見てあたしの胸はドキンと高鳴った。



「お疲れ様。」


そう言って笑顔を見せてくれる王子。


てっきり先に帰ってるんだと思っていたのに…



まさかこんなサプライズが待っているなんて‥



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