恋愛シュガー
「まったく…。ひなたは一人で考えすぎ。あたしっていう友達がいるんだから!分かった?」
「うんっ!美穂ありがとう!」
美穂は最高の友達だよ!
本当はお礼と一緒に言いたかったけど恥かしくて言うことが出来なかった。
でも美穂もきっと同じ気持ちだよね?
そんなことを思いながらココアを飲んでいるとポケットから一枚の紙を取り出してあたしの前に差し出す美穂。
「何これ?」
「隼人のば・ん・ご・う」
王子の番号だってぇぇ?!
紙には090-xxxx…と番号らしきものが書かれている。
しかも家電じゃなくて携帯の番号っ!
「直接言えないなら電話で聞いてみな?」
美穂は笑ってそう言ってくれた。