恋愛シュガー


「どうしよ…」



王子のケー番が書かれた紙を左手に持ちながらもう片方の手で携帯を持ち画面をジッと見つめる。


美穂に紙を貰ったのはいいものの…さっきから携帯を閉じては開いて…開いては閉じての繰り返し。



「やっぱやめ…いやいや!ダメ!美穂に怒られる。」


美穂の怒った顔が頭に浮かぶ。

゛絶対に電話しろ!じゃなきゃ…明日知らないから゛


なーんて言われちゃったんだよねぇ…



あたしは勇気を振り絞って番号を一つ一つ確認しながら押す。



「これからどうしよ。」



バクバク心臓が大きく脈を打つ。


番号を押すことはなんとか出来たけど。中々電話をかけることが出来ないでいた


「うわぁぁん…!」



ベッドに寝転びながら叫ぶ。あたしの緊張はピークに達していた。



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