恋愛シュガー


「じゃあ先生が適当に決めてくからなー。黒板に番号書いてくからその通りに動けよー」



メッチャ適当じゃない…?
クラスのみんなも納得行かないのか「適当過ぎるぞー」とか「このタンクトップ野郎!」なんて悪口みたいな声も聞こえる。



「はいはい。」


でも先生は全く相手にする気配はない。


それからしばらくして「席替え開始!」そんな先生の声と共に机を引きずる音が聞こえる。


「ひなたは真ん中の席?」


「うん。最悪ー!美穂は?」


「あたしはひなたの後ろ♪」

「また一緒だぁ♪♪」



そんなことを話しながら机を引きずるあたしと美穂。



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