love you only ~second ~
「あっ・・・え・・・」


気付くと、目の前には取りたかった本。

私は、手を伸ばし、その本を抜き取る。


「ありがとうございます」


私は、視線をルイに戻す。


でも、ルイは一向に私をおろす気配がない。



「あっ、あのルイ様っ?」


ルイの綺麗な顔が、自分の間近にあり、恥ずかしくなる。



「もう、本は取れたので・・・」


恥ずかしくて、うつむきながら話すが、ルイが下から顔を除きこむ。



< 101 / 201 >

この作品をシェア

pagetop