love you only ~second ~
「ねぇ、ずっと一人だったの?」


ルイが切なげに、私に問いかける。


「そんな事、ないですよ」


数年前までは、仲間はいたし。


それからも、人と話す機会がないわけではなかった。


森に住む、動物達となら、会話も出来る。



でも、それ以上は望まない。


私の容姿をみれば、嫌でも思い知る。


『私は、魔女なんだ』と。




この髪を、もうこれ以上誰にも見せたくなかった。
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