love you only ~second ~
広間に続く階段を下りる途中、入り口に立つアランの手に紙袋をみつける。


えっ!?何あれっ??


私は、思わず目を見張った。

もしかして、さっそくもらってるの!?

バレンタインチョコ・・・



アランの方を食い入るようにみていると、まとわりついたドレスに足をとられ、転げ落ちそうになる。



「・・・っ!」



瞬間に手すりに掴まり、なんとか転げ落ちずに済む。



「・・セーフ」



「セーフじゃねぇよ」









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