love you only ~second ~
湖に着くと、そこには息を切らして佇むルイの姿。



「リミア・・・」


私の姿をみつけ、駆け寄るルイ。


「リミア」


いとおしげに、私に触れようとする手から、さっと身を交わす。




「もう、ここには来ないで下さい」


「・・・っ」


私は、ルイの顔を見れず、下を向いてしまう。


ルイに会わなければ、こんな思いをせずにすんだんだ。



大好きな花火を、見れなくなるくらい、苦しまなくて済む。
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