love you only ~second ~
・・・


楽しんだパーティーも終わり、帰りの馬車の中。

私とアランの雰囲気は、最悪だった。


それは、パーティー会場で、ブランデー入りのチョコを調子に乗って食べ過ぎた挙げ句、フラフラになりながら、アランに付き添われて、帰路についた事だった。



「ホント、信じらんねぇよな?おまえ」


アランに持たれて、顔をぽーっと赤らめている私。


言い返す、言葉もない。




でも、これだけはやらないと・・・



私は、重たい身体を起こして、チョコが入った紙袋を手に取る。
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