love you only ~second ~
掴まれた手は、ほどなく解放され、私はおずおずとトリュフをつまみ、アランの口に運んだ。



「・・甘いけど、ウマイな」


「ありがと・・・」


「お返しとか、いんの?」


ホワイトデーの事?


「要らないよ。これは、いつも守ってくれるお礼だから」



「・・・」



ホントは、もっと思いを伝えたいけど、いい雰囲気になったし。



これで、満足。
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