love you only ~second ~
すると、ルイは、


「わかった。君に会うのは、今日で終わりにする」


ズキンと、心に響く。

私は、どこかでルイに止めて欲しかったんだ。


我慢していた涙が溢れた。



「・・・っ」


堪えきれず、小屋へ戻ろうとすると、


「リミア・・・」


そう言って、私はルイに背中から抱き止められた。



ルイの初めてのぬくもりに、私は戸惑う。



「ルイっ、離して下さいっ!」


しっかりと回された腕は、びくともしなかった。
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