love you only ~second ~
「はぁ・・・、なんとか出来た」


ゼルは、額の汗をぬぐいながら、その場にうずくまった。


そして、


「どうかキラさんに、俺の気持ちが伝わりますように」


と、手を握りしめ、祈っている。



やっぱり、相手はキラさんだった。


「ゼルは、もらう立場じゃないんですか?」



私は、疑問をゼルに投げかけた。



「キラさんは、チョコとか作らないし。もらえないから、俺が作るの」



と、さわやかに答えた。
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