love you only ~second ~
「あのっ・・・」


私は、ルイにその旨を伝えようと切り出すと、


「リミア・・・」


ルイは、そう呼んで私を抱きしめた。


・・・っ!


初めてルイに抱きしめられ、私の胸が痛いくらいに高鳴った。



「ル・・・、国王様っ」


ルイの腕の中で、そう呼ぶと、ルイは少し身体を離し、右手で私の顎を捕らえた。


至近距離で、視線がぶつかる。



「あのっ・・・」



「ルイって呼ばないと、このままキスするよ?」
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