love you only ~second ~
「君たちは、昔から、あの森で軟禁されていた。魔女だと示される、その青銅の髪を目当てに、ハンターがやってくるから」


そう、特に魔力があるわけではない、私の一族は、そのハンターから守ってもらうため、あの森で暮らしていた。


「今は時が流れて、君の青銅の髪は、魔女の物だとは思われないんだよ」


「えっ・・・?」


私は、驚いて目を見張った。



「この国が平和なのは、あの森に暮らす神々のおかげ。今は、その髪が平和の象徴なんだよ」



嫌われていると思っていた、この髪が?



「だから、安心してここにいて欲しい。そして、僕の力で君を守らせて」



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