love you only ~second ~
3
アルバート城で、暮らす事となった私。
与えられた仕事は、今までの治療に役立つ薬草の手配や、僅かに残る『治癒』の魔力を生かした救護の手伝いだった。
治癒といっても、完全ではない。
少し痛みを和らげたり、傷を塞げたりするくらいのものだ。
そして、大層にもルイは私に執務室なる『救護室』を用意してくれた。
本棚に並べられた、たくさんの書物。
その上の方にある本を取り出そうとした時、部屋のドアがノックされた。
与えられた仕事は、今までの治療に役立つ薬草の手配や、僅かに残る『治癒』の魔力を生かした救護の手伝いだった。
治癒といっても、完全ではない。
少し痛みを和らげたり、傷を塞げたりするくらいのものだ。
そして、大層にもルイは私に執務室なる『救護室』を用意してくれた。
本棚に並べられた、たくさんの書物。
その上の方にある本を取り出そうとした時、部屋のドアがノックされた。