love you only ~second ~
「ありがとうございますっ」


私は、本を受け取り、胸元に抱えた。

こうやって、ルイといると、心が温かくなる。



そう思いながら、ふとルイの用件を思い出す。


「ルイ様、あのっ、私に用事が・・・」


「あぁ、そうだったね」



ルイは、本棚にややもたれながら、



「今度の夜会、君が僕のパートナーだから」



そう、告げた。



夜会・・・?



あの花火の?
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