love you only ~second ~
驚いた表情の青年は、そのまま私の方へ近づいてくる。


なんで?
森の入り口に、護衛の人がいるはず!


明らかにその青年は、護衛官とは違い、繊細な飾りが散りばめられた、高貴な服をまとっていた。


この人は誰?


そして、相手も不思議な顔をして、訪ねてくる。



「君は?」



私の事を知らないばかりか、その人はどんどん私との距離をつめてくる。




「そっ、それ以上来ないで下さい!」



私は、思わず彼の動きを制止した。
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