love you only ~second ~
「どうして?僕は、君と一緒に打上がる花火をみたい」


透き通るルイのブルーの瞳が、哀しげに細められる。


ズキッと、心が傷む。


私だって、ルイの側で見たい。



「私は、行けません・・・」


これ以上は、ルイの顔が見れない。



うつむき、自分の足元に目を移す。




すると、軽くため息をついたルイが、呟く。



「『国王の命令だ』って、言ったら?」



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