love you only ~second ~
いつだって感じる。

ルイの優しい、愛情が。


私に、向けられているのだって、自覚してる。



「・・・」

今だって、もう会場に行かなくちゃいけないのに、心配して来てくれたんだ。



ドレスも、靴も用意してくれたのに。



「準備します・・・」

私は、すっと息を吐き、そう答えた。

ルイの気持ちに、少しでも答えないと。




ルイは、抱きしめていた腕を放し、



「外で待ってるよ」



そう言って、部屋を出た。
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