love you only ~second ~
至近距離で、ルイを見つめていると、その華やかさに目が眩む。



この方の、妃になるなんて・・・


やっぱり、私なんかじゃ無理・・・



気持ちが暗くなり、思わずステップを踏み外し、ルイの胸元に倒れこんでしまう。



「ごめんなさいっ」


すぐに、ルイから離れて、謝る。


その途端に、曲が流れ終わった。





「もう、そろそろだと思うから、先にバルコニーに行ってて欲しい」



ルイに、そう告げられ、私はそのままバルコニーへ向かった。
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