love you only ~second ~
自分から逃げればいいのに、手の届く距離まで迫ってきたルイから、目が離せない。



満月の下、輝く金髪。

透き通るような、碧い瞳。


思わず息を飲んだ。



そんな私に、ルイはもう一度優しく言葉をかけてくる。



「君の名前を呼びたい、教えて欲しい」


・・・


なんでだろ?
この人に、名前を呼んで欲しいと思ってしまう。



「・・・リミア」


小さい声で呟いた私に、ルイは優しくわらいかける。






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