love you only ~second ~
ずっと、
森で一人きりで見上げていた花火・・・


こんなに、間近でみれるなんて。


隣にいるルイを見つめる。


「きれいだね、花火」


私の視線に気付き、ルイはそう言い優しく微笑む。

そして、手に持っていたグラスを差し出す。



「疲れたでしょ、どうぞ」


「ありがとうございます」


こんなに、気遣ってくれて、申し訳ないな。



私は、グラスに口をつけ、乾いた喉を潤した。


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