love you only ~second ~
次の日から、公務につけない私は、執務室にこもり、資料作りに取り組んでいた。


慣れない小さい身体は、とても不便で・・・


あの資料、届くかな?

本棚の上段に並んでいる本を見上げる。



・・とりあえず、椅子を運んでみよう。


小さいながらも、重厚な椅子を移動させてみる。



すると、扉がノックされる音がする。

私は、出ちゃだめだよね。



声も出さずに、じっとしていると、



「リミア、僕だよ。入るよ?」



それは、ルイの声だった。
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