下ネタ地獄
「裕之…」
「ん?母さん?」
「美咲が…美咲が」
母さんは泣きくずれながら姉貴の名前を連呼した
「姉貴がどうかしたの?」
「今、警…察から…電話がかかって…きて…死んじゃったって…」
泣きながら話す母の言葉を、俺は聞き取ることで精一杯だった
時間が止まったような感覚…
「………。」
沈黙が辺りを包み
俺の言葉で時間を進める
「ウソ言うなよ…」
「ふざけんなっ!!」
「姉貴を殺したやつ俺が殺してやるよ!!」
俺は自分で何を言っているのか分からないほど興奮していた
母さんは止まらない涙を流し続けている
「誰だよ!?誰が殺ったんだよ!?」
「俺だ(笑)俺が殺したんだよバーカ」
俺の前に松岡が現れる
急に頭が痛くなり
それと同時に俺は悪夢から目が覚めた
「…夢…かよ…」
俺は自然と携帯の時計を見る
時計は深夜の3時をまわっていた…