下ネタ地獄
『美咲…オレだよ…』
「…何よ?こんな時間に…」
姉貴と松岡の会話…それは今では危険な会話でしかないだろう
『お前、オレに隠してることあるだろ?』
「っな、何もないわよ!」
『ウソつくなよ…お前は3つ間違いを犯したんだ』
「…間違い?何なのよ!?」
(何を話してるんだ?)
微かに携帯電話からもれる松岡の声に意識を集中させる
『まずは一つ…お前はオレがドMだという秘密を弟に喋った…』
「そんな…喋ってないわよ…」
(ドM…?聞き間違いか?)
俺には会話の内容を正確に聞き取ることはできない
『そして二つ目…覚えてるか?お前の誕生日に俺がプレゼントしたイヤリング…』
「覚えてるわよ…」
『忘れ物してんぜ』
違和感…そう、
俺は姉貴の一際目立つイヤリングの一部が外れていることに気付いた…